【海外移住】ニュージーランド移住にかかる年数？ コロナ影響も受けた我が家の場合

こんにちは。ニュージーランド移住をめざして現地で子育て中の日本人ファミリー、妻のNinaです。

 

ニュージーランドの永住権を取得するのにどれくらいの期間がかかるのか？

我が家、ニュージーランド生活も９年目を迎えましたがまだ永住権は取れてません。笑

さらに、コロナの影響で今後の先行きどうなるのか！？、という状況となっております！

移住や永住権に関しては、コロナ前と後ではかなり話が変わってしまいましたが、まわりの人の話や我が家のエピソードを紹介します。

ニュージーランド移住・永住権取得までにかかる年数？

ニュージーランド永住権をめざすほとんどの人が、技能移民部門（Skilled Migrant Category）で申請します。ニュージーランドにとって役立つスキルを持っているのでビザをくださいよ、というもの。仕事経験と資格、英語力などで判断されます。

ここでは、現地の人と結婚した場合やそれ以外のビザは含まず、技能移民部門で永住権までどれくらいの期間かかったのか、という話をシェアしています。

観光ビザ・学生ビザ・ワークビザなど、かかる期間のめやすは移民局の公式サイトに掲載されているので確認してみてください。該当ページ» https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/waiting-for-a-visa/how-long-it-takes-to-process-your-visa-application

人それぞれ・審査期間はだんだん長くなってきた

永住権の取得までにかかるほんとに人それぞれ。これまで積み重ねてきたスキルやタイミングにもよって大きく変わります。しかも、この何年かで英語テストが必須になったり、永住権の条件も厳しくなってしまいました。

• ２０年くらい前は、しばらく住んでたらそれだけでニュージーランド永住権が取れたようなタイミングもあったらしい。移民局の方からわざわざ「こっちで子ども産んで、しばらく住んでるんだったら永住権あげるわよ」みたいな感じだったそうな。うらやましゃー！今はニュージーランドで出産したからといって国籍はもらえないし、今の厳しい条件からは考えられないことです。
• ７年ほど前。日本で鍼灸師の国家資格を取得して経験も積んだあとにニュージーランドへ、２年もたたないうちに永住権ゲット。まだ英語テストが必須じゃなかった頃で、雇用主がNZ人ということもあって電話面接だけだったそう。ふわふわ系ハイスペ指圧師の友だち » TakaさんのYouTube
• 別の鍼灸師の友人は、厳しくなった永住権の条件を軽々とクリアして、ニュージーランドに来てから１年２ヶ月という最速レベルで永住権を取得。ダイキくんのブログはこちら　ネルソンという街で鍼灸院をオープン。
• 社畜からITプログラマとして永住権を取得したはっしーさん “入国からレジデントビザの獲得まで3年、就職から数えれば1年” こちらも最速レベル。NZ留学→現地就職の正攻法。
• また他の友人は、留学生としてニュージーランドの高校に通い、シェフとして永住権を取得するまでの期間は８年ほど。
• １０数年かかってもあきらめずに永住権まで辿りついたと、我が家のYouTube動画にコメントをくれた方も。

英語テストが必須になった

永住権の条件が厳しくなる前は、英語力を証明できればテストを受ける必要がない時代でした。長いこと移住してる組で、テストは受けずに電話面接だけで終わったという人がたくさん。

今では、IELTSの6.5ポイント（もしくは他の該当テスト）、しっかり対策する必要がある点数が必須になってしまったので、資格や経験年数などの条件はクリアできていても、英語テストに通過できなくてまだ申請できない、というパターンの人もいます。

英語で仕事をするのと、英語テストで点数を取るのとはまた話が別。。

永住権の審査にかかる時間がめちゃ長くなった

「永住権の審査に８ヶ月くらいかかるらしいよ〜！長いよねっ」

と数年前に聞いたこともありましたが、それが１年になり２年になり、我が家が永住権を提出するころには何年かかるか分からんレベルの待ち期間になってました。

• 移民局の審査スタッフが足りない　−永住権を提出する人が増えたり、条件も次々と変わって審査に時間もかかる。
• コロナの影響でさらに人手不足　−移民局の中国オフィスのスタッフが働けなくなり、パンデミックで移民の永住権審査どころじゃなくなった。

現地で働いて経験を積んだあとに、さらに気が遠くなるような審査の待ち時間。数年であっという間に状況があれよあれよと変わっていきました。

ニュージーランド永住権にかかる年数：我が家の場合

冒頭でも書きましたが、９年目の今でも取れておりません！ワークビザでこの国に滞在中、さらにコロナでこの先どうなるか分からぬ状況。

いまでは、夫タケさんが大工として永住権に挑戦中ですが、もともとニュージーランドに移住しようとしてこの国に来た訳ではありませんでした。我が家の場合は、タケさんが日本で大工を数年していたとはいえ、高卒・資格無しからスタートしたので、永住権に必要な経験値を積み重ねるのにとても時間がかかりました。

• ２０１３年　カップルとしてワーホリでニュージーランドへ。それぞれレンタカー＆旅行会社でワークビザをもらう
• ２０１４年　タケさん建築現場の作業員として働きはじめる
• ２０１５〜２０１９年　４年間かけてニュージーランドの大工の国家資格を働きながら取る
• そして永住権を提出しようとしたまさにその時コロナで大混乱
• ２０２１　永住権の審査がストップどころか、ニュージーランドが「これ以上移民もうイラネ」的な流れに！？　ちょっと前までなら確実に永住権取れたはずの条件が揃ってるのに先行き不透明！ぴえん

まとめ

ニュージーランドの永住権をめざそうと夫婦で決めてから、コロナの影響もありまさかこんなに時間がかかるとは思いませんでした。子どもが生まれてからしばらくした頃には、永住権もとれてビザの心配はもうしなくて大丈夫かな、と思ってましたがまだまだ数年どうなることやら。以前に「永住権ほぼ確定！」という浮かれたブログまで書いたのに笑。

https://nina-life.com/2019/03/14/carpenter-nzresidency-hassynz/

ニュージーランド移住までに１０年かかるって、ほんとうに人生をかけた挑戦という感じです。「私たちはニュージーランドにとって外国人」ってことをもちろん理解しているし、そもそもいちばん頑張っているのは現地で資格をとって働いているタケさんなんですけども。いつまでこの国に住めるのか？ビザの条件もあっという間に変わるかも？どうなるか分からないって状況は、正直疲れることもあります。ビザなんて日本に住んでいれば１ミリも心配する必要ないことだし。

思わぬ長い挑戦期間となりましたが、この９年間ニュージーランドに住んだことでかけがえのない経験がたくさんできたので、ビザがどうなろうとも全く後悔はないです。

タケさんの頑張りをブログやYouTubeでシェアしていると、うちよりもっと時間をかけて永住権を取得したという方から応援コメントをいただくこともあります。めちゃ励まされてます！

ニュージーランド永住権までにかかる年数はほんとうに人それぞれ。しんどいこともありますが、移住挑戦組はおたがい頑張りましょう！