つ・い・に!
念願の!
ニュージーランド永住権が取れましたーー!!!いぇいいぇい
2013年からニュージーランドに住んでかれこれ10年近く。生活基盤は落ち着いているものの、永住権なしでのワークビザ生活。ワークビザに必要な条件はどんどん厳しくなり、次はビザの延長が出来ないかも?今後どうなる??とドキドキしながら日々過ごしてましたが、もうこれからはその心配なし!!!ワークビザ更新の手間もお金もかからない!!!うほほうほほ
数年に渡るコロナ混乱の影響もありずいぶん長いことかかりましたが、永住権が取れた今となっては全てどうでもよいです。
夫婦共通の目的であった海外移住・ニュージーランド永住権ですが、日本以外の国にも住める権利が欲しいという気持ちが特に強かった夫のタケさん。
人生のうちの長い時間をかけた挑戦、という感じで、ワークビザの条件がどんどん厳しくなったり、コロナの影響で永住権審査がストップしたりする中、ブレずに諦めずに頑張ってきました。永住権がおりたことで、目標達成して肩の荷がおりたらしい。こんなに長い時間をかけて何かを目指したことは人生で初めてとのこと。ほぼ10年て。頑張ったよ。
わたしは夫の頑張りにただ便乗してるだけだったんですが、何年もかかるうちにやっぱり疲れてしまうタイミングも何度かあり。「待ち時間が長すぎて疲れた」「違う国にも住んでみたい」だのブツクサやかましく言ってましたが、タケさんは全くブレることもなく嫁のたわ言は華麗に無視。
「もう永住権待ってるのしんど。。」と私が思いかけた時でも、「違う国行ったらええやん、俺はここに残るけど」と、妻子と離れて暮らすことも厭わない強い覚悟!!夫から「忍耐」の大切さを学ぶ!!
どうやってニュージーランド永住権を取ったのか
もともとは技術移民という、ニュージーランドにとって必要な仕事をすることで永住権がもらえる枠を目指していました(ニュージーランドは建築ブーム。現地で大工の国家資格も取ったタケさん)。ですが、コロナの影響で移民局もカオスでぐじゃぐじゃになり、永住権の審査がストップ。数年レベルの待ち時間。
「おいおいどうなるんや」と思ってるうちに、コロナ禍の特別永住権が発表されました。我が家はその枠で申請し、めでたく永住権が取得できたという流れです。
2021年9月末の時点でニュージーランド現地にいて、3年以上ワークビザで住んでる/時給NZ$27以上/指定の職業リストにある仕事をしてる、のどれか1つに当てはまればOKという、今までの厳しさでは考えられないくらい条件が緩くなった特別なビザでした。英語テストすらなし。16万人以上の人が該当。
技術移民を目指していた時は、ポイント制の点数を稼ぐために移民アドバイザーの方に相談しながらアレコレしたり、英語テストの証明も必要で。必要なスコア達成したのにコロナ禍で移民局が審査ストップしてる間に、英語テストの有効期限が切れるということもあったり。(IELTSテストは精神もすり減るし費用も高い)
それに比べたら今回は、英語テストも必要なかったからテスト対策も受験もしなくて済んだし、審査スピードアップのためか提出書類も少なくて本当に楽でした。
ニュージーランド永住権を申請しました🙌
拍子ぬけするほど提出する書類が少なくて逆に不安!前のビザ用にデータ化した書類アップしてあっさり終了。雇用契約書とかもいらんかった。
やっと申請の順番は来たけど、のんびりしてたら健康診断の予約取れたのは5月😂 こんなに混んでるとは😵 pic.twitter.com/mUwQkvc6a1
— Nina🇳🇿海外移住&子育て中マミー (@NinaHisako) February 26, 2022
急に発表された今回の特別永住権。ビザ用の健康診断が必要だったんですが、16万人以上というものすごい数の移民が該当する上、コロナ禍で病院スタッフも隔離が必要だったりと人手不足が大変な時期。予約を取り、検査してもらうのもなかなか大変でした。
永住権の健康診断がこの田舎町では5月まで予約取れず、車で2時間超のクリニックへ。
「こ、ここで医療行為が、、?ヤミ診療所、、?」と失礼ながら思ってしまった建物にて3分ほどの問診(9割雑談)で無事に完了。
ほんで割高だったけど、これで必要な書類は全部出せたからあとは待つだけのはず🙏
— Nina🇳🇿海外移住&子育て中マミー (@NinaHisako) March 14, 2022
永住権にかかった費用?
今回永住権の申請費用は、家族3人分でNZ$2160。思ってたよりかなり安くすみました。18万円くらい?(というか1人でも家族複数人まとめて申請するのでも、同じ料金だった)
前に、技術移民部門の永住権申請で一部払ったけど審査されずそのままになってた$530を差し引いてくれたので、残りの$1630を払えばよいということに。前に払ったお金はもう返ってこないだろうと諦めてたので、まさか繰り越してもらえるとは思わずラッキーでした。
今回は移民アドバイザーにサポートをお願いせず、自分で申請したので、その分の費用も30〜40万円くらい浮きました。
あ、あと申請費用以外には、健康診断、血液検査、レントゲンにプラス8万円ほど。地域や病院によって、ビザ用健康診断には金額にかなり大きな差があるみたいなので、電話して確認しまくるのがおすすめです。子ども料金も、病院によってある所と無い所があります。我が家が予約したクリニックは、子どもは大人と同料金でした。
ビザ申請に必要な健康診断が受けられるのは、パネルドクターという、移民局に認定されている病院でのみ。移民局のサイトから探せます »https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/apply-for-a-visa/tools-and-information/tools/panel-physicians
ニュージーランド永住権取れたけど今後どうする?
ひとつの会社でしか働けないワークビザとは違って、永住権があると自由に仕事ができるので、永住権が取れたタイミングで転職したり起業したり、引っ越す人もたくさんいます。ただ我が家の場合は、すぐに生活に大きな変化がある訳ではないのでとりあえず現状維持。むすめも友達できて楽しそうにしてるし。
ニュージーランド永住権という一つの目標は達成しましたが、ゴールというよりはただの通過点という感じです。ようやくニュージーランドに無期限で住めるチケットが手に入ったので、これからまたどうやって楽しんでいこうかなと。
まだそんなに永住権の実感もないし、今すぐ何が大きく変わるということもないので、引き続きぼちぼちやっていきます。ニュージーランドだけに住むとも限らないですし、家族のライフスタイルや、やりたいことに合わせてやっていく予定。とりあえず現状維持といいつつ、半年後どうなってるか分かりませんけども。
ちなみに分かりやすくするため「永住権」と書いていますが、今もらっているのは「居住権」という条件付きのもの。これから2年間のうち指定の期間をニュージーランド現地で過ごせば「無期限で住める永住権」が確定します。内容は永住権と同じ。
世界中で永住権は厳しくなってきてる?
コロナでどの国も、移住に関してはとても混乱している印象です。
- ニュージーランドの永住権やワークビザの条件も厳しくなってきているし、お隣のオーストラリアも次々にビザ条件が変わっているらしい。
- アジアの移住先として人気マレーシアも、前まではみんなが申請していた永住権枠が一旦無くなったとか。
- カナダは、コロナの人手不足解消のために移民を呼び込んでいるタイミング(2022年時点)。
- オランダやポルトガルは、永住権が比較的簡単で安価に取りやすいらしい。ジョージアも人気が高まっているらしいとSNSでよく見る。(そこを拠点にヨーロッパ圏を旅行しまくれるのいいなあ)
- 観光ビザで数ヶ月滞在なら問題なくても、永住権は取れない国もあったり。
移住って、本当に世界情勢やその時の政府の方針によって大きく変わるので、はじめに計画した通りに行かないこともあるかもしれないし、長い時間かかることもあるかもしれません。でももし興味があるならチャンスがある早いうちに飛び込むのはとても大切だなと、今回のコロナ禍でものすごく感じました。ワーホリや留学、移住など、コロナで延期・諦めることになった人はとても多いし、逆に自由に渡航できたうちに現地入りしていたおかげで思いがけず今回のニュージーランド永住権が手に入った人もいるし。
今はリモートワークなど場所を選ばない働き方ができる時代なので、永住権を取らなくても観光ビザで3ヶ月〜現地滞在しながら旅することもできますが、ゆくゆくは日本ではなく現地に定住したり子どもを育てたりということを視野に入れるのなら、必要になってくる永住権。世界中で取りずらくならないうちに、チャンスがあれば逃さないようにしてほしいなとも、余計なお世話ながら勝手に思ったりします。
実はこのブログを書いたのは、永住権が確定する数日前。移民局から「あとはお金払えば永住権あげますよ〜」という連絡があった時で、その時は「おお!やっと終わるな〜!このテンションでブログ書こ!」と喜んでたんですが、実際に永住権が出てみると、なぜか夫婦ともども特に大騒ぎすることもなく、シャンパンを開けるわけでもなく、なんなら他の用事あってちょっとそれどころじゃねえ的な。夕飯は鶏肉と白菜の炊いたやつという地味さ。胃に優しめ。
感動で飛び跳ねたり泣いたりするかと思ってたら意外に何もなかったな!ということも思い出として残しておきたく追記しました。
【YouTube】 Nina & Take / ニナとタケ
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