海外移住

ニュージーランド国内の引っ越しにかかった費用(クイーンズタウン→オークランド)

ニュージーランド国内で引っ越しました!

南島の田舎クイーンズタウンから、北島の都会オークランドへ、家族4人の大移動。急に決めたので、引っ越しまで5週間ほどしかなく、それはそれはバタバタしました。

引っ越しエピソードや費用をシェアします。

移動した距離

ニュージーランドのはじっこにある絶景の田舎町から、

ニュージーランドの都会オークランドへ。

約1,550キロの距離を移動しました。

青森から福岡の手前くらいまでの距離を移動して、寒いところから温暖なエリアに引っ越してきたイメージです。

クイーンズタウンからオークランドまでの引っ越しにかかった費用

家族構成

  • むすめ5歳(長距離ドライブ嫌い)
  • むすこ0歳(離乳食が始まっている)

運びたい荷物

クイーンズタウンでは家具家電付き(冷蔵庫、洗濯機、テーブル、イス、ソファ、テレビ台、ベッドなど)の家に住んでいたので、家具の移動は考えずにすみました。

また、いつかどこか別の街に移動するだろうという思いもあったので、できるだけ荷物を増やさないようにはしていたものの、夫の仕事道具やキャンプ道具、家族4人分の荷物はまあまあなボリューム。

車も1台あるので、片道22時間かけて運ばなくてはいけません。

「どうせなら家族で旅しながら北上すればいいじゃん。楽しそう。」という友人もいましたが、うちの長女がドライブが苦手すぎて「暇だ暇だ」と車中やかましくなること、さらに偏食なので、手作りの食事準備を、旅しながら3〜4日も続けるのは難しいのでロードトリップは断念。

「どうやって荷物を移動するのか??」とさんざん夫婦で調べてミーティングした結果、以下の3グループに分かれることに。

  1. 荷物の配送サービス
  2. 車で移動
  3. 飛行機で移動

荷物の発送

ニュージーランドにも引っ越し屋さんはあるようですが、我が家は今回、引っ越し屋さんは使わずに荷物発送サービスを使いました。理由は以下のとおりです。

  • 大きな家具や家電があまりなかったこと
  • 引っ越し業者を使っても、結局は自分達で荷造りしなくてはいけないので、手間は同じだと話を聞いたこと
  • 荷物発送サービスの方が、段ボールの準備ができ次第順番に家から運び出せるので、家の中を片付けやすかったこと。
  • 荷物発送サービスの方が、引っ越し業者よりも安そうだったこと
使った荷物発送サービス

PACK & SEND https://www.packsend.co.nz/

ニュージーランド各地にオフィスがあり、色んなものを送ることができるようです。

ベッドのマットレスをどうやって運ぼうか頭を抱えていたのですが、サイズが大きいものでも対応してくれるとのことだったので、ここでまとめてお願いすることにしました。

パレットという木の台の上に、荷物をどんどん載せてビニールでぐるぐる巻きにされてます。ベッドのマットレスもビニールで梱包してくれていました。

黒いビニールの中身は、

  • 夫の大工道具、電動工具など重たいものたち
  • パドルボード2つ
  • キャンプ道具(テント、ポール、調理グッズなど)
  • 色んなものを入れた大量の段ボールたち

などなど。

これらの合計金額が大体NZ$2,000(17〜18万円ほど)でした。

料金はサイズと重さで計算されるようで、うちは家具がないとはいえ、かなり重さのあるものばかりだったし、大きなマットレスもあったので、物価高のニュージーランドで一体いくらかかるんだろうか?と思っていましたが、想像よりも安くすみました。

このあと追加で大きな段ボールが3つ増えてしまったので、別便で送りました。郵便局からは大きすぎる箱は送れなかったので、この会社から発送できて助かりました。追加で約NZ$130-140(1万2,000円ほど?)

洗濯乾燥機とテレビは、壊れないように特別な梱包が必要だそうで、それぞれ送るのに約$1,000ほどかかるとのこと。細かい見積もりは忘れてしまいましたが、「えっ、新品買った方がええやんけ」というような金額だったので自分たちの車で運ぶことにしました。

段ボールの準備ができ次第、順番に家からこのオフィスにどんどん運び込みました。1週間$10ほどで荷物を保管してもらえたので、最後にすべてまとめて発送してもらいました。

発送業者はニュージーランドの大きな都市ならたくさんあるのかもしれませんが、私たちが住んでいたクイーンズタウンは山に囲まれた不便な場所なので限られた選択肢しかありませんでした。

パレットで荷物を送っている他の業者さんも連絡をくれ、なんと1パレット$60(5,000円ほど)という、耳を疑うような破格の値段でしたが、「過去1年間にクイーンズタウンからオークランドへの荷物発送は無いんだよね。次もいつになるかわからん」とのことだったので断念!笑

「他の人の荷物もたくさん集まったらまとめて送るから安い」というサービスだそうですが、荷物が1年間届かないなんて困りますからね。

車にトウバーを付けて、荷台をけん引するアイディアも考えましたが、なんとクイーンズタウンが田舎すぎて部品が届かない&エンジニアの誰も付けたがらない(笑)という理由でこれも断念。

1週間くらいで届いた。これは荷物の一部。

車の移動

1500キロ以上の距離を運転し、車を運ぶ担当は夫。

7人乗りの車から、子ども用カーシートを外し、子ども2人のかわりに洗濯乾燥機やテレビなど大きな荷物を乗せていくことにしました。

大量の大工道具、脚立、子どもの自転車、キーボード、おもちゃの棚。大きいものを積んだあとは、隙間に色えんぴつ、掃除スプレー、延長コード、毛布など、運転席のシートを1ミリも倒すことができなくなるまで細かいものをひたすら詰め込みました。

バタバタしすぎて何を積んだかも覚えていない。

 

南島から北島への縦断トリップは、途中にフェリーで車を運びます。

InterislanderBluebridge の2社がフェリーを運行しています)

   
  • フェリー $233.48  (日程変更できるもの)
  • 宿泊費 2泊3日 $281(カイコウラ、ウェリントンの2カ所で宿泊)
  • ガソリン 約$280 (満タン2回)
  • 途中の食費 (ちゃんと計算してないけど、サンドイッチやマクドナルドなど、とにかく簡単に食べてひたすら運転していたらしい。)

長距離なので、4日くらいかけてゆっくり来たらいいよと話してましたが、ほぼ2.5日という驚きの早さでオークランドまで到着していた。

飛行機で子どもたちの移動

わたしと子ども2人は、サクッと飛行機で移動。

夫が2日ほど先に出発したので、子どものお世話をしながら家をカラッポに片付ける・しかも車ももう無いという、それはそれはカオスな状況だったのですが、友達にひたすら助けてもらいまくって、無事にクイーンズタウンを出発することができました。

ばいばいクイーンズタウンの絶景。寂しくてちょっとウルウルした。
子どもたちは機内でとてもいい子だったけど、ここまで何日もバタバタしたのでマミーは疲れ切ってた笑。(この時は笑顔作ってるつもりだったのに、いま見たら全く笑ってなかったわ)

 

前には赤ん坊を抱っこ、背中にはパソコンやらタブレット、おしり拭きなどが入った重たいバックパックを背負って移動してたので、それまでの引っ越しの片付けなどもあり、ひたすらに気合で移動してましたが限界突破してハイになってたような記憶が。

カーシートのベルトで大きなクッションを縛りつけて飛行機に預けた。ベビーカーの荷物のところに子どもの上着も。

1時間50分のフライトで、無事にオークランド空港に到着!

ニュージーランド航空のフライトは、小さい子どもは追加料金なしでベビーカーなど子どもグッズを1人2個まで預けることができたので、それを使ってたくさん運びました。

  • 大人 1人
  • 子ども 1人
  • 赤ちゃん 1人(膝の上)
  • バックパック 2個
  • スーツケース 2個
  • 大きいベビーカー 1個
  • カーシート 2個

「飛行機に1人で子ども2人連れて、さらにこれだけの荷物を持って行こうとするなんてアホちゃうか。どうやって運ぶねん。」と、夫にはさんざん言われてたんですが、無料で預けられるし、すぐに必要なものばかりだったのでこうするしか思いつかず。

大荷物すぎてどうなることやらでしたが、どちらの空港でも友達が助けてくれ実現可能にしてくれました。感謝!

片道フライト NZ$258

スーツケースが重すぎて、さらに超過料金を$40払うはめにはなりましたが(荷物をもう一つのスーツケースに入れ替えればいけそうだったけど、子ども2人いてそんな余裕なかった)、かさばる子ども用品を運べてよかったです。

おわりに

以上!我が家のニュージーランド引っ越しエピソードと費用についてでした。みなさんがニュージーランド国内で引っ越しするときは、どんな方法を使ってるんでしょうか?

今回の引っ越しで、ひたすらサポートしてくれた友人たちにはひたすら感謝です!

クイーンズタウンの絶景はとても恋しいですが、オークランドでの新生活、家族で楽しんでいこうと思います。

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