ニュージーランド在住、日本人旦那と一緒に永住権取得めざして奮闘中のNina(@NinaHisako)です。
この記事では、ニュージーランド移住のため英語テストのIELTS(アイエルツ)ジェネラルで6.5ポイントを目指すという方に向けて、以下について紹介します。
IELTS(アイエルツ):NZ永住権の申請に必要な英語テスト
- 永住権のために必要なスコア(メインの人・パートナー)
- 6.5ポイントとるため私がやったテスト対策(短期集中)
- おすすめ参考書
結果は6.5!無事に1回でテスト終了!やったー!
IELTS 6.5達成ー!
Listening 6.0 / Reading 7.5 / Writing 6.5 / Speaking 6.0う、嬉しい。。子育てしながら1ヶ月間集中して頑張ってよかった。
もう2度と受けたくないと、運転中に娘が寝たら車停めて参考書開いたり、コメダ珈琲で2時間ぶつぶつスピーキング練習した。
嬉しくて眠れぬ。
— Nina🇳🇿 (@NinaHisako) October 12, 2018
使った参考書など、これからIELTSを受ける方の参考になればと思い、情報をシェアします。
IELTSは2種類・NZ永住権はジェネラルでOK
IELTS英語テストには、アカデミックとジェネラルの2通り。自分の目的によって受けるテストが異なります。
アカデミック | 海外の大学・大学院に留学を目指す人向け
|
---|---|
ジェネラル | 主にニュージーランド、オーストラリア、カナダなどの国へ移住を目指す人向け
|
ニュージーランド永住権の申請には、一般問題のジェネラルを受ければOK!
アカデミックでもジェネラルでも、どちらのスコアも永住権の申請時に利用は可能。なので好きな方を受ければいいのですが、あえて難しい方を選ばなくてもいいですよね。(よほどこの機会に自分のアカデミック英語スキルを上達させたいという熱心な方でない限り。)
永住権申請のために必要なスコア(2019年現在)
メインでビザを申請する人 | IELTSジェネラル(もしくはアカデミック)で平均6.5 |
---|---|
パートナー枠で申請する人 | IELTSジェネラル(もしくはアカデミック)で平均5.0 |
▷IELTSの5や6.5って、英検やTOEICならどれくらいのレベル?と気になる方は、こちらのサイトに目安の表があったのでチェックしてみてください。
IELTSスコアの有効期限は2年間。永住権申請のタイミングを考えて、準備しましょう。
IELTS(アイエルツ)以外にも、永住権申請に使えるテストはある
IELTS以外に、自分と相性のよさそうなテストがあればもちろんそちらを受けるべき!
他のどんなテストが利用可能で、何点ほど必要なのかは、ニュージーランド移民局の公式サイトで確認できます。まだどのテストにするか決めてない人は一度目を通しておきましょう。
私がIELTSを選んだ理由
ゼロから試験対策するなら、身近な人と情報交換ができると思いIELTSを選びました。
あと、いま住んでるクイーンズタウンでも年に2回ほど受験が可能だったので(結局日本で受けましたが)。
NZ在住でIELTS以外のテストを選ぶ人は、どの都市でテストが受けられるかを初めにチェックするのもいいかも。限られた都市でしか受けられない場合もあります。
余談:なぜ準備期間が1ヶ月だったか
クイーンズタウン会場の枠が少なくて予約できず、車で4時間の所まで行く必要があった&テスト当日に小さな娘をベビーシッターに長いこと預けるのは難しい時期だったので、旦那とは別日程で受ける予定でした。
ちょうど日本に一時帰国する予定があり、「日本にいる間なら、娘を実家に協力お願いしてテスト受けに行きやすそう」と思いついて予約。その日から準備期間1ヶ月。
永住権のパートナー枠で必要なスコアの5はすごく難しい訳でもないと聞いたので、対策すればいける気がする!と思い短期集中で挑みました。
私が1ヶ月の短期集中で5ポイントならいけるかなと思ったのは、7年のニュージーランド海外生活や仕事で英語を使っていたという理由が大きいです。
IELTS テスト対策(短期集中)
テスト当日まで勉強できる時間はかなり限られていたので、この期間に単語力の底上げなどはせず、ひたすら実際の問題形式に慣れる練習をしました。
IELTSってどういう問題の出され方・答え方なのか、どんな流れで行われるのかを理解して慣れておかないと、英語上級者の方でも対策なしで目標のスコアをとるのは難しいテストだと思います。
過去問題をひたすらやる
使うべき問題集はこれ↓
ケンブリッジ公式過去問題集
- 1冊に4回分のテスト、実際の回答用紙サンプルつき
- ライティングは、スコア5.0〜7.0のサンプル回答、試験官からの「どこがよくてどこを直すべきか」というコメントも掲載。(この文章でこのくらいのスコアになるのか、というのが知れる。内容はすべて英語です)
- IELTSの形式に慣れるのに最適
というか、私が調べた限りではジェネラル専用の問題集ってこれぐらいしかなかったです。これ以外にあっても、アカデミックと混ざってる本でジェネラル部分が少なめだったりとか。ちまたに流通しているIELTS本は、よくみたらアカデミック用がほとんどでした。
わざわざアカデミックの難しい方を勉強して、無駄に挫折感を味わう必要もないし。。いらない部分がある本にお金もかけたくない。
IELTSジェネラルの試験に慣れるには、これをやっておけばOK。
リスニング用のオーディオ付きとそうでないものが2通り販売されているので、ジェネラル(General)用&オーディオ付きを購入しましょう。
さらに時間と余裕があるなら、同過去問題集の11〜12を合わせて購入するのがおすすめです。問題パターンに慣れるべく、ひたすら解くのみ。
※過去問12は、オーディオ付きの問題集が販売されておらずCD別売りでした(ブログ更新時点)
リーディング
- 自分で時間を測りながら、時間内にすべて解く練習。
- かなり文章のボリュームがあります。なので、「うおぉ。。」と初めは思いましたが、問題に対する答えを探すように文章を読んでいるうちに、すべての内容を理解しなくても回答できる部分も割とあるなということに気づきました。(もちろん、もっと高いスコアを目指すなら、この理解力ではダメですが)
- 知らない単語があっても、他に分かる情報からどんな話なのか推測しながら読む練習をしました。
リスニング
- 問題文を読みながら、答えを探すように問題を聞く練習をコツコツするのみ。
- はじめに出てくる問題の方が難易度は低いため、取りこぼさないように。
- ふだんからイギリス英語に慣れておくと、気持ちに余裕ができます!
ニュージーランドに住んでいるおかげで、アメリカ英語よりもイギリス英語の方がよく聞こえてくる環境。アメリカ英語ばかりで勉強していて頃だったら、IELTSはかなり厳しかったかも。。
スコア目安
リスニングとリーディングは、自分の正答数がどれくらいのスコアになるのか目安がこのサイトに分かりやすくまとめてありました。
アカデミックとジェネラルと2通り書いてあるので、お間違えなきよう。
ブックマークしておくと便利です。
ライティング
やったこと
- ケンブリッジ公式過去問題集 にライティングのサンプル回答があるので、スコア6.5以上のものを1度まねして書いてみた。文章の構成パターンや、各段落はじめの言い回しなど参考になって、必要な文字数を書く感覚がなんとなく分かる
- 作り話が混じっても、矛盾のない主張を書く練習→論点が矛盾していないことが大事なポイント
- 時間内に考えをまとめて、どうにか文字数うめる練習をひたすらやる→文字数に満たないと、どんなに内容がよくても減点。。
私の場合、もともとめざすスコアは平均5。以前に仕事で英文メールを書く機会があったり、書くことに対してあまり苦手意識がなかったので、文字数なんとか埋めればスコア5は取れるかもと思い、添削はお願いしませんでした。
とはいえ、学校で習ってきた日本語の作文とはまったく構成も書き方が違う、IELTSの英語エッセイ。独学では、パターンに慣れるまでキツかったです。
平均6.5が必要で、ライティングが苦手分野なら、IELTS対策を専門にしてる先生に添削してもらうべき。
IELTSで点が取れるポイントをおさえて書く練習をする必要があるのと、誰かに見てもらわないと自分が書いた英文の改善点も分からないので効率が悪いです。
旦那(日本語でも作文が苦手)は、はじめ絶望的でしたが先生にお願いしてコツが分かり、ぐんとライティングが上手に。習うことにお金を使ったおかげで、テストを何回も受けずに済んでました。
ベストティーチャーという会社のオンライン講座では、なんと無料体験でライティング受講ができます。
スピーキング無料体験はよくありますが、ライティング無料体験ができるっていいですよね。無料体験後のコース受講も、月額16,200円のお手頃価格で受講は無制限。IELTS形式に慣れるため、数をこなしたいという人には最適かと。(ベストティーチャーではスピーキング無料体験も)
無料体験は以下から登録できます↓
SpeakingとWritingが両方できる唯一のオンライン英会話スクール
「ベストティーチャー(Best Teacher)」
スピーキング
私にとってこれが一番の不安要素!読み書きはまぁいいけど、英語で自分の考えをまとめて話すのは苦手。
めちゃくちゃ参考になったスピーキング対策の本がこれ↓
IELTSのスピーキング試験でされる質問はこんな感じです。
- 日常的なもの(家族、食事、旅行イベント、スポーツなど)
- 日本語ですら考えたこともないような、ちょっと複雑で抽象的な話題
- 自分にはまったく興味がなさすぎて、つい「知らんわ!」と思ってしまうような話題
日常的な話題についてでも、聞かれた事に対してつい短い1文だけで答えてしまい、英語でどうやって話を広げたらいいのか分からず止まってしまうことが私はよくありました。特に、多くの人が頭を抱える「どう答えればいいのかもよく分からない抽象的な話題」についてはなおさら。
その場合にどうやって切り抜ければいいのか、サンプル回答が豊富にあってすごく参考になりました。
うまく質問に答えられなくても、こういう言い方をしておけばいいんですよ、と分かりやすく例文が書いてあって、目指すのは質問に対する完璧な回答じゃないんだ、ということが理解できて安心。
使われているのも、比較的かんたんな表現ばかり。言い回しの表現幅を増やすためのドリルもついてます。
「英文を、頭の中で組み立てて口に出してみる」という練習は1人でもできるので、すきま時間ができると、ひとり言のようにブツブツと口に出す練習をしました。この参考書はほんとうにおすすめです。
慣れてきたり時間に余裕があれば、オンライン英会話などでIELTS対策をしている先生と練習してみるのがいいと思います。
オンラインIELTSスピーキング対策
マイチューター
- 登録している講師全員がIELTS指導に精通
- 無料で2回体験受講できる
- スピーキング特訓ゼミ 全 50レッスン 29,800円
無料体験 ≫ マイチューター IELTS対策コース 無料体験(2回) (開いたページの右上から登録できます)
単語力の強化
IELTSは、ライティングだけではなく、リスニングもリーディングも英単語を正しいスペルで書いて回答する部分もあります。
単語力があれば、文章を読むのも聞くのもグンと楽に。
おすすめのIELTS単語帳はこれ↓
この単語帳がいいのは、目標とするスコア別に単語が載っていること。
スコア5の基本的な単語から始めて、5.5、6.0、6.5、7.0と難易度をあげて勉強できるようになっています(暗記に便利な赤シートつき)。
数年前に、いつか受けるかもしれないIELTS対策&日常での単語力を強化しようと思って使っていました。
ジェネラルのスコア6.5は、海外での日常生活、求人広告、仕事の休みの取り方や注意点などについて書かれた文章が読める、という印象。この本はアカデミック用なのでちょっと難易度は高めですが、レベルごとに勉強できるので、達成感を感じられとてもよかったです。
育児中の勉強スケジュール
- 朝から夜に娘が寝るまでは家事育児
- 娘が昼寝したスキマ時間に、スピーキング参考書のサンプル問題を見ながら1人でブツブツ練習
- 子供を寝かしつけたあとに、リスニング・リーディング・ライティングの過去問を日替わりで順番にやる。勉強時間2時間弱くらい
- ひととおり解いてみて、苦手だったスピーキングとライティングを時間内に書く練習に重点をおく
子育てや家事で毎日バタバタ。長い期間かけて勉強するよりも、さっさと終わらせたい。
テスト受験料もけっこう高い。一度で終わらせたい!
という理由で、がんばって自分を追い込んだ1ヶ月間。学生時代が終わってからかなり時間がたっているので、「テストを受ける感覚」を思い出すのが大変でした。
わたしはパートナー枠で申請する予定なので、スコア6.5に満たなくても大丈夫なのですが、取れたら嬉しいなと思っていたスコア達成できて喜びでいっぱい。
わたしの体験がどなたかの参考になれば嬉しいです
https://nina-life.com/2019/05/13/ielts-score7-study/
https://nina-life.com/2019/05/22/ielts-our-experiences/
https://nina-life.com/2019/03/14/carpenter-nzresidency-hassynz/