この記事では、ニュージーランド航空のプレミアムエコノミー体験談とおすすめポイントについて紹介します。
- プレミアムエコノミーって何? エコノミーと何が違うの?
- 機内食・アメニティは?
- 料金は? 払う価値ある?
ニュージーランドと日本間の直行便を運航している人気のニュージーランド航空。直行便とはいえ、南半球NZへは10-11時間ものロングフライト。
という方のために情報をまとめました。
私は、急遽子連れで日本へ一時帰国することになった時にプレミアムエコノミークラスしか空いてなかったのがきっかけで初めて体験してきたんですが、結果から言うと大満足!
まして今回は私1人で1歳の娘を連れた長時間フライトだったため、アップグレードしたおかげで受けられたきめ細やかなサービスのありがたみをより感じました。
ニュージーランド・クイーンズタウン在住のNina(@NinaHisako)が紹介していきます。
ニュージーランド航空 アップグレード種類
ニュージーランド航空の国際線で、エコノミークラスからのアップグレードを考えた時に以下の選択肢があります。
- エコノミー・スカイカウチ(レビュー記事)
- プレミアムエコノミー(この記事で紹介)
- ビジネスプレミア
エコノミーよりもワンランク上!プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー おすすめポイント
エコノミーよりワンランク上の旅を楽しみましょう。
プレミアム・エコノミー運賃で以下のサービスをご利用いただけます:
- よりゆとりのあるスペース
- スタンダードシートの無料座席指定
- 機内持ち込み手荷物2個(それぞれ7kg以内)
- 受託手荷物2個(それぞれ23kg以内)
- 機内エンターテインメント
- プレミアム・エコノミーのメニューから選ばれたお食事とお飲物
- より高いレートでのAirpoints Dollars™とStatus Pointの積算
(ニュージーランド航空公式ウェブサイトより)
エコノミーと名前はついているものの、エコノミークラスよりも、サービス内容がかなりアップグレード。
広い革張りの座席や、機内食とアメニティの質も上がるだけではなく、なんと預け荷物の数まで増えるんですね。
フルフラットで横になれる席もあるビジネス・プレミアクラスまではお金を出せないけど、エコノミーよりもアップグレードしたいという時に最適の選択肢です。
座席:上質な革張りでゆったり広い
シートピッチという前後の座席間隔が104-106 cmもあり、エコノミー席の81- 83 cmより20cm以上も広いのがポイント。
シートマップ(ニュージーランド航空公式ウェブサイトより)を見ても、画像下のエコノミー席よりもプレミアムエコノミー席がいかにゆったりと広い座席スペースを取ってあるのか分かります。
足をのせるレッグレストや、肘掛もゆったり&しっかりした作り。
頭部のヘッドレストは、上下に動かして自分に合う高さに変えたり、サイド部分を内側に曲げて、自分が寝やすい形に調整することもできます。
シート幅もかなり広いし、前にも足を伸ばして寝られるのはとても楽です。
アメニティ
内容:歯ブラシセット、耳栓、リップクリーム、ボールペン、アイマスク、靴下
リップクリームはASHLEY&COというニュージーランドの人気ブランド。乾燥しがちな機内でこういう素敵な気遣いが嬉しい。
耳栓は、娘の声が聞こえないと困るので機内では使わなかったけど、自宅で娘の泣き声がうるさすぎる時に使ってみたらかなりよかったです笑。
ほわほわのタオル地スリッパも用意。
先ほどの座席写真にも写っているように、お水のボトルも用意されていてお願いすれば何度でももらえます。機内では喉が乾くのでありがたい。
ヘッドフォンも、エコノミー席にあるものと違いノイズキャンセリングの立派なもの。
ちなみにこのモニターには、イヤホンジャックとUSBポートも完備。
機内食 コース料理(前菜・パン・メイン)
エコノミーと違い、一品ずつ陶器のプレートに盛られています。暗くて見えづらいですが、前菜はナスとクルミのサラダやNZ産チーズ。食後デザートのクリームショコラ・チェリーソース添え。
このあと、CAさんがカゴに何種類も入ったパンを持って席を回ってくれます(私は小麦が体質に合わないため残念ながら食べられず。。)パンにつけるオリーブオイルもNZ産。
メインの豚バラの角煮。和食以外には、牛ほほ肉の煮込み&マッシュポテトや、白身魚グリル&野菜という選択肢も。
朝食は、西京風サーモングリルと煮物。他にはチーズとほうれん草オムレツや、ホットケーキが選べました。
写真を撮り忘れましたが、この前にもフルーツ、シリアル、ヨーグルト、パンが運ばれてきて、その後にこの温かい食事をいただきました。
スナックに、ニュージーランド産の人気ポテトチップス(固めでハーブ風味がおいしい)とエナジーバー(ナッツとベリーたっぷり)。
私がパンを食べられなかったため、CAさんが気を利かせてエナジーバーなどのスナックをわざわざ席まで多めに持って来てくださる気遣いも。スナックは、注文すればフライト中に何度でももらえます。
アップグレードされた食事やサービスは、ビジネスクラスとほぼ同様と公式サイトにも書いてある通り、エコノミーとは雲泥の差でした。
ドリンク・アルコール フライト中いつでも飲める
ニュージーランド産の白・赤ワイン、世界各地のビールなど豊富な種類のアルコール。ソフトドリンクやお水ボトルなど、フライト中は常時ドリンクのオーダーが可能です。
ニュージーランド航空のフライト中(国際線)で楽しいのは、タッチパネルモニターでドリンクやスナック注文ができること。
私は今回アルコール無しでのフライトだったので残念でしたが、モニターからお水を注文すると数秒後に席まで持ってきてもらえました。
隣席の方は、素敵なシャンパングラスに入ったお酒を楽しんでましたよ。グラスも、エコノミーのプラスチックカップとは違います。
プレミアムエコノミー料金
名前に「エコノミー」と付いてるとはいえビジネス同様のサービスが受けられるなら、いくらかかるんだろう?と気になります。
ニュージーランド航空の公式ウェブサイトを見ると以下の通り。
「プレミアムエコノミー 東京往復 238,000円から」
うーん、エコノミーの約2倍の料金か。。
でも朗報が。ここに記載してあるのは正規料金、さらに往復ともプレミアムエコノミーを利用した場合の値段です。
セール時期なら約3〜4万円でアップグレードも可能
ニュージーランド航空の運賃は日程や予約のタイミングによって大きく変動します。
早めの予約や、割引セールを利用すればもっと安くアップグレードできそうだと、改めて調べているうちに判明。
このブログを書いている今ちょうど、を実施中です。(不定期に、お得なプレミアムエコノミーへのセールは行われるのでお見逃しなく)2018年11月19日までの期間限定セール
試しに適当な出発日で調べてみたら、かなりお得なチケットがありました。
NZオークランド発–成田行きプレミアムエコノミーが、なんと片道89,920円! セールではない時のエコノミーが、これくらいの値段することも普通にあります。(一番右のビジネスプレミアが14万円ちょいなのも相当安い)
他にこんなチケットも↓
成田からオークランド行き片道。エコノミー片道5万円も安いですが、それにわずか4万円の追加で、ビジネスのようなサービスが受けられるプレミアムエコノミーにアップグレードできるのは素晴らしいチャンスですね。
プレミアムエコノミー 片道だけアップグレードもできる
往復ともプレミアムエコノミーである必要はなく、片道だけアップグレードすることも可能なので、行きはエコノミー、帰りはプレミアムエコノミーでいつもより贅沢な気分を味わいながらゆったり帰ってくるという使い方もできます。
一例として、今回のセール価格でこんなお得なフライトがありました。
成田発ーオークランド行き
- 往路 2019年3月23日 エコノミー 45,600円
- 復路 2019年4月1日 プレミアムエコノミー 89,920円
- 合計 135,520円
往復23万円と聞くと躊躇しますが、片道のみプレミアムエコノミーを利用&セール価格なら約10万円も値段が下がります。
割引情報【早割】プレミアムエコノミーが20,000円もおトクに!
プレミアム・エコノミー 早期割引50
出発日の50日前までの予約でプレミアム・エコノミーが20,000円もおトク!ボーイング787-9型機および777-200型機のプレミアム・エコノミーでワンランク上の旅を。(ニュージーランド航空公式ウェブサイトより)
セール実施期間以外でも、なんと出発日の50日前までの予約でプレミアム・エコノミーが安くなるそうです。
エコノミーと比較すると価格が3倍以上もするビジネスプレミアへのアップグレードまでは手が出せなくても、これならプレミアムエコノミーで自分へのご褒美、プチ贅沢にもよさそうですね。
日時によっては片道25万円するビジネスプレミアも、セール期間中は10万円以上も価格が下がって14万円ちょいで購入できるフライトもあったので合わせて要チェックです
おすすめ!また利用したい
これまでエコノミークラスしか乗ったことがなく、始めてのアップグレード体験。ゆったりと座れるシートや、機内食もアメニティもエコノミーとは全く違うスペシャル感でした。
今回は私1人で赤ちゃんを連れてのロングフライトだったため不安でいっぱいでしたが、子連れの私へもスタッフが何度も声掛けしてヘルプを申し出てくれたり、子供をあやしてくれたりと嬉しい心遣いがたくさん。娘も非常にご機嫌でほぼ泣かず、無事に長時間フライトを終えるという快挙。
プレミアムエコノミーへ毎回のアップグレードは難しくても、たまのご褒美として是非また利用したいです。
機内食などサービス内容よりも、広さ優先でのアップグレードならエコノミー・スカイカウチがおすすめです。
シート3席分がフルフラットのベッドになり、横になって寝られるので、ゆったり機内で過ごしたい大人の方(1人でもカップルでも)や、子連れに最適です。
https://nina-life.com/2018/10/09/skycouch-with-baby-1/