ニュージーランドに住む友人がパートナービザを提出する際に、「2人の関係は正真正銘のものですよ」と証言するリファレンスレターを書いたら、本当に移民局から電話がかかってきました。
そのカップルはこれまでに何度もパートナービザを申請していて、私も毎度リファレンスレターを書いていたんですが、実際に電話で確認されたのは初めてのことだったので「本当に電話がかかってくるのか」と驚きました。
移民局スタッフから聞かれた内容
私が旦那と連名で書いた手紙の内容をもとにたくさん質問されました。カッコ内は私の回答です。
- 2人は本当にカップルなのね?
- 2人のことをいつから知っているの?
- 2人は一緒に住んで生活を共にしていることで間違いないのね?
- 家の中でどんな家事分担をしているか知ってる?(2人いつも食事も後片付けも協力してやってるよ。仕事が夜おそく終わった日は車で迎えにいってあげてるよ)
- 2人は普段、何をして遊んでる?(一緒にアウトドアを楽しんだり食事に出かけてるよ)
- 2人しているゲームはどういうものなの?(私はゲーム詳しくないから名前まで分からないけど、他の人も一緒に参加できるネットのゲームしてるよ)
- 2人が旅行したり、どこへ出かけたか知っている?(こないだは〇〇へ行ってたし、〇〇の国へも去年行ってたよ)
こんな感じで他にも詳しいことを聞かれて、ちゃんと2人のことを知っていないと答えるのが難しそうな質問だなと感じました。
友人から手紙に書いてもらう内容
パートナービザ申請で「正真正銘・偽りなく、安定した関係」と認めてもらう主なポイントは2つ
- 一緒に住んでいること
- 資産(お金)を共有していること
移民局が確認したいポイントは、家族や友人など他の人が2人の関係をちゃんと認識しているということ。
- 2人がどんな人物なのか
- 2人一緒に、どういう余暇の楽しみ方をしているか
- 一緒に住んでいて協力しあって生活したり、決定事項は共同で行なっているか
- 2人がニュージーランドで共に生活できますように、など
カップルがどう資産共有をしているかまでは友人には分からないことなので、触れなくても大丈夫です。普段の様子や正真正銘の愛し合っているカップルだよという内容を、サポートレターに書いてあげましょう。
文章は、すごく長いものでなくても大丈夫です。
誰に書いてもらうべきか
これは、移民局のウェブサイトを見ても「誰に」とはっきり明記はありません。なので誰でも大丈夫なのですが、個人的なポイントは以下かなと思います。
ちゃんと2人のことを知っている人
「ちょっと2人のことを知ってる」くらいの関係の人に手紙をお願いして、もし確認の電話がかかってきたら詳しいことに答えてもらえません。リファレンスレターは必須の提出書類ではないので、提出できるレターの数を増やそう、みたいなことはしなくて大丈夫です。
ある程度の英語が話せる人
もちろん、親などに日本語で手紙をお願いして、それを英訳したものを提出しても大丈夫です。親から認められた関係と証明できるのも大事です。ただ、実際に電話がかかってきて確認される可能性など考えると、英語が話せる人からの手紙もまぜておく方が、移民局としては話が早いのかな、と思います。日本語のレターを何枚も提出するよりも、見た目もいい気がします。
できればNZ人・永住権保持者や、NZ在住歴が長い人
ワーホリなど短期滞在で知り合った友人よりも、よりニュージーランドと深い付き合いをしている人にお願いする方が、説得があるような気がします。日本人でも、高度な仕事をしている人や仕事でのポジションが高い人にお願いするなど。これは完全に個人的な意見ですが、なんか見た目がいい気がします。
ビザ条件はあっという間に変更されます。最新情報は必ずニュージーランド移民局サイトをご自身で確認してください。日本語でネット上にある情報はあっという間に古いものとなってしまうので、うのみにせず必ず英語でも情報収集を。
海外移住を検討している方は、専門家である移民アドバイザーに相談を。ビザについての個別アドバイスができるのは、専門資格がある移民アドバイザーのみと法律で決まっています。
https://nina-life.com/2019/06/12/partnervisa-nz/
https://nina-life.com/2019/06/18/partnervisa-documents/
https://nina-life.com/2019/01/22/newzealand-work-visa-renewed2019/