こんにちは。ニュージーランドで子育て中のNinaです。
7歳の娘がピアスを開けまして、その様子を今回のブログでシェアしたいと思います。
ニュージーランドで通う小学校のお友達がピアスを付けているのを見て、「わたしもピアス開ける!明日やりたい!」という気持ちになった娘さん。
「ピアス開けたいな〜」とは1年ほど前からたまに言っていたのですが、母としては、ピアスを開けるのはいいけど今すぐじゃなくてもええわと、のらりくらりと先延ばしにしていました。
ピアスを開けてから、穴がただの傷口から皮膚として完成するまでにけっこう時間がかかるじゃないですか。毎日の消毒も必要だし。
娘の肌の弱さも気がかりでしたが、すぐにプンスカぎゃーぎゃー怒りがちだったり、「これカワイイ!絶対に欲しい!!ちゃんと片付ける!!」とねだったアクセサリーもその辺の床に放置、というお年頃だったので、もう少し成長して色んなものを自分で管理できるようになってからの方がいいと思ったのです。
7歳になった娘は情緒もずいぶんと落ち着き、話し合えば深く理解できることも増えてきたので、じゃあやってみるか、ということになりました。
ちなみにオークランドのルールでは、保護者の許可なしでピアスを開けられるのは16歳以上だそう。タトゥーは18歳以上のようですね。»参考
小学生の娘、ピアスを開けに行く
ショッピングモール内のアクセサリー屋さんで子どもにピアスを開けてくれる、と友人に聞いていたので、家から近いモールへ向かうことにしました。(ショッピングモール以外には、ボディピアスのお店や、薬局で対応してくれるところもあるそうです。)
Westfiled(ウエストフィールド)という系列のショッピングモールによく入っているお店です。入ってすぐ左側のところに、鏡とイスが置いてありました。
「ピアス対応できるスタッフが休憩中だから、この中からどのピアスにするか選んで待っててね!」とこちらを渡されました。
上から、ダイヤモンド入り、ホワイトゴールド、イエローゴールド、医療用ステンレススティール、鼻ピアス、片耳だけ、などと並べてあり、デザインと素材によって値段が変わります。
こちらのお店に在庫があったもので、医療用ステンレス素材のピアスは両耳で$45〜60(4000〜5500円前後)、ダイヤモンドだと$100ほど(9000円前後ほど)していました。
ダイヤモンド!?金!? 子どもが海やら公園で落としたら即終了やんけ!!と思ったわたし。
「娘よ、小学生のあなたに与えられた選択肢はこのステンレス素材のどれか(心の中:落とした時のショックを考えてあわよくば最安値のやつ)です。」と伝えます。さて娘はどれを選ぶのか。
その間、わたしはスマホから同意書を記入。
ピアスを選び、支払いを済ませ、手順やアフターケアの説明を聞いたら、いよいよ開始。
ピアスの穴の位置を決めて、開けてもらいました。
はい、ファーストピアスおめでとう。
「思ってたよりも痛かった!」という感想でしたが、嬉しすぎてニヤニヤが止まらないご様子。
最終的に、娘が選んだのは$55の星ピアス。「アクセサリー代だけを払えば、ピアッシングは無料」というシステムのようで、その他にもいくつかおまけが付いてきました。
- 消毒液
- ぬいぐるみ(このお店でピアスあけました☆というタグ付き。値札によると$22相当)
- 賞状(勇気を出してピアスを開けました賞☆、ピンク色のドーナツ柄)
- アフターケアや今日担当してくれたスタッフについて書いた紙(スタッフの名前の横に、♡♡♡とハートが並んでいる)
こんなにかわいらしい子ども向けパッケージが用意されているくらい、小さなお客さんが多いのね〜と感心。娘もガッチリと心を掴まれていました。
学生時代のピアスは校則違反だと言われて育った身としては、子どもがピアスを開けることがこんなにもポジティブな体験として用意されているのね〜、と、あらためて不思議な気分でもありました。
自分でピアッサーを買って家でやる方法もあったんでしょうけども、ショップのお姉さんに対応してもらう方が有無を言わさぬ空気感があってすんなりと終わったのと、約束事など話をちゃんと聞いていたので、うちの場合は親がやらなくてよかったです。
小学生のピアス、後日談
ファーストピアスの喜びパワーで、お勉強も寝る準備も頑張っちゃうもんね!!ウキウキ!といった様子の娘を見て、女の子のおしゃれパワーってすごいのねぇと思っていたところでしたが、翌日すぐに「あら!もう少しちゃんと調べてからピアス開けるべきだった!」という出来事がありました。
ここ最近、小学校のスポーツクラブで練習を始めたばかりの娘。チームメイトによると、毎週行われる試合の間は、必ずピアスやアクセサリーは外すという決まりがあることが発覚。
ショップのお姉さんから、「ピアスを開けてからしばらくは、絶対にピアスを外さないでね。」という説明を聞いていたので、娘はショックで大泣き。
プールの授業はしばらく無さそうだしいいか、と母は思っていたのですが、スポーツクラブのことはまったく頭になかった。。あちゃー。
「ピアスを開けるってことは、しばらく面倒な手間とか、何かしらのリスクもあるってことだからね。それでも納得できるなら開けてもいいよ。」と、娘と事前に話してはいたものの、いざそのような状況になってみると、「痛いのがんばったのにいぃ〜、試合の間に穴が閉じたらどうしようぅ〜、うぐっううう〜」と号泣する7歳。
そして試合の当日、1時間ほど外したピアスをまた付けようとしたら、痛がって無理でした!ピアスを楽しんだのは4日間!これにて終了!笑
「ピアス 付け替え 4日目」
「ピアス 開けてすぐ外す 1時間」
などと色々調べながら、1時間くらいならいけるんじゃないかと少し期待していましたが、お子様の皮膚再生パワーすごい。あっという間に貫通しなくなっていました。
「まあ人生こういうこともあるわ!またいつか開けたらええやん。」と話し合い、娘は憧れのピアスだったので当然深い悲しみに襲われて号泣していましたが($55払った母も泣きたい笑)、数時間後に「でもピアス取ったおかげで今日の試合は勝てた。。」とどうにか気持ちを切り替えていて、成長を感じました。
娘にとってもひとついい勉強になったようです。何事もやってみないと自分で納得できないですもんね。
そして星ピアスは母のアタクシが今つけています。
結論:学校の長期休みに入ってからピアス開ければよかった